中絶手術の種類【ソウハ法と吸引法】

ソウハ法と吸引法を比較して意見を述べます。この二つの方法の手術操作による危険度の差はありません。しかし、吸引法は消毒方法において、器械に一部 血液や組織が付着したままになり易く、不潔性・感染性が高いので、日本の多くの医師はソウハ法を行うことが多いようです。

ソウハ法と吸引法

中絶手術において、ソウハ法がよいか、吸引法がよいかは、経験豊かな医師であれば手術による後遺症の発生に差は全く出ません。手術方法が二つある理由は出身大学で慣習的に決まります。多くの大学病院で主として行われる手術法はソウハ法です。中絶手術自体、差がでるような難しい手術ではないので、手術方法による差を出すことは困難です。両方とも簡単な手術方法のため、その手術方法の違いで手術後に後遺症がでるとか、将来的に妊娠しにくくなる などのようなトラブルの原因や差がでることはあり得ません。もし、トラブルが発生するとしたら、器具の消毒が不完全な場合に生じることが多いです。

当院の方法

原則、ソウハ法です。なぜならば、多くの医師がその方法に慣れており、また手術件数が多いため消毒滅菌に制限のある吸引方法は手術数の多いクリニックには向かないためです。手術方法にて後遺症・副作用の差はなく、むしろ清潔さに依存します。ソウハ法の器具はすべて手術のたびに洗浄・滅菌されますが、吸引法は一度長いチューブを通ってビンに回収されます。その回収ビンとチューブとの接続部や器械に血液や組織の一部が残り付着する率が高いため(吸引器は毎回洗浄したり、滅菌しないので)不潔な状態がどうしても否定できません。少しでも感染を起こす可能性のあることを避けるために吸引法は行っていません。